~Linux mint 20.1「Ulyssa」Xfce をLive USBメモリで起動 ~【増設編が失敗】富士通 FUTRO MS936をLinuxへ

2021年2月5日金曜日

ガジェット ガジェットマニアT ブログ

こんにちは。

ガジェットマニアTです。

前回紹介した「富士通 FUTRO MS936」に小型のUSBを刺してLinux Mint20.1 XfceEditionを仕込んでみました。

今回は「富士通 FUTRO MS936」をいじってみました。


前回は本体購入+8GBメモリ増設という内容でした。

そこで、今回は分解して刺せそうなスロットには刺してみるというコンセプトです。

前回見つかった点

  1. スリムSTATAスロット←内蔵光学ドライブ用 (増設メモリの左)
  2. 謎の電源ポート(増設メモリの左上)
  3. M.2 STATA3 ←今回のポイント (左下付近)

結論

何もうまくいきませんでした。なのでLinux Mintネタです。
※USBメモリから起動できるようにLive→USBにインストールもしてみましたがWindows Boot ManagerとGrubが干渉して動かなかったのでLive版のレビューです。

なお、SSDの選び方はAmazonに詳しく書いてあります

まず、ネジを外して裏フタを開けます。
メモリスロットの横のネジも外します。
分解の様子

バッテリーカバーと
バッテリー本体を外す


バッテリーを外した状態で電源ボタンを押す(放電)

光学ドライブのダミーカバーの取り外し
※カバーは本体左下にツメがあるので簡単に外せます

こんな感じでスルスルっと

カチッってハマればOKです。
厚さはスーパースリムタイプの7mmです。
※VAIOから拝借したMATSUSHITA製のDVDマルチドライブ
ダサいなぁ(゜_゜>)
…ということで取り外し。(多分動く)
ダサいのと重量が増えたので元に戻します。


M.2 SSD STATA3を増設(サイズは2242)
DOGFISH TECHNOLOGY製128GB(およそ3000円)
Amazonで安かった。DOGFISH初めて購入。

浮かせながらスポッっとさして
※M.2ドライブはだいたい固定用のネジが付属されるのですが今回はなかったです。

M.2用のネジで固定して完了!

電源ONしてディスクが認識しているか確認!

MS936は電源ボタン押して「F2」キーを連打するとBIOSへ
メモリは12GBですね。
ドライブは??
「起動」タブに追加ドライブが無い!(NT-256-TIは起動ドライブ)
※「システム」タブでもSTATAスロットにドライブが認識されていない

残念!

SSDを外して元に戻します。
よく見るとわかるのですがM.2スロットはKey B+Mです。
(茶色の基盤にMAINって書いてあるのに動かないです!)


オチがない!!


動けばラッキーだと思っていたのですが

まさかのダミースロット!?

というわけで元に戻しました。

よく見ると光学ドライブのスリムSTATAが使えそうです。
(メモリの左下の金属コネクタは内蔵増設バッテリー用です)
光学ドライブor内臓増設バッテリー
(内蔵増設バッテリーはヤフオクで1万8千円くらいで取引されている)

スリムSTATAは通常のSTATAに変換できます。
ボードやSSDカバータイプなど。
スロットの厚さが7mmなのでギリギリ入りそうです。

こういう変換アダプタを7mm厚のSSDにつければ入りそう。

次回は7mm厚SSDが刺さるのか試してみようと思います。

おそまつさまでした。
↓不完全燃焼なので実施↓

【追伸】
SDカードがすっぽり入るタイプじゃありませんか!?
MS936はSDカード起動ができませんUSBにします!
ガジェットマニアT「Linux mint20.1入れてみよう!」

よく使うCinnamonは使いやすいけど比較的パワーが必要
XfceEditionはあまり使わないけど、比較的軽量らしい(CeleronとUSBでちょうどいいかも)

超小型のUSBを用意します→Amazon

XfceEditionは以下からDLできます。

ISOファイルをDLしたら
ISOイメージからLIVE起動できるので

SDから起動できるようにするツール
Rufus
をDLします。
        1. インストールは不要なのでDLしたらRufusを起動
        2. USBメモリをPCに刺します。
        3. 「選択」からDLしたLinux mintのISOを選択
        4. ファイルシステムはFAT32を選択 ←★ポイント
        5. 「スタート」をクリックしてしばらく待つ

何か言われるので「はい(Y)」
※Linuxと判定してRufusにファイルを追加するようです

ポップアップが出たら

ISOモードを選択します。
ISOはDVDの作成やUSB起動ディスクなど作成するよう
DDはディスクイメージとしてデータをコピーするためのものです
DDは古のテープドライブで使うことのあるLinuxコマンドです。


ちょっと待ちましょう。(数分くらいかな)

2分ちょっとで完了です。

USBディスクが完成したら再起動
F2連打でBIOS画面で起動順序をUSBをWindows Boot Managerより上へ設定
設定を保存。

再起動すると起動画面が出るので
一番上のStart Linux Mint 20.1 Xfceの状態でエンターキーを押下

無事起動!
起動後もCeleronとは思えないほどサクサク動きます。
フルHDなので画面も広くてターミナルが使いやすいです。
↓の画面は言語が英語なので日本語に変更しようとしている様子

日本語パックをインストールしました。
※ログアウトしないと適用されない情報がありました。
ここで筆者はうっかり再起動して英語状態に戻ります。
(Live版だと再起動後にほとんどの設定が元に戻るのでお試し的な感じです)

WindowsのSSDのWindows Boot Managerと干渉しないつもりで
USBにLinux Mintをインストールしてみました。
WiFiからDLする様子で3時間弱かかりました。
(CPUパワーが足りなそうな状態でした)
完成!(だったはず)
Windows Boot Managerが干渉して
Grub画面から起動が進まなくなりました。

【所感】

  • 空いていたM.2スロットにSSDを刺しても動きませんでした。
  • DVDドライブを刺してみたものの不格好で重量が増えたので元に戻しました。
  • USBメモリからLinux mint 20.1「Ulyssa」XfceのLive起動はうまくいきました!
  • Linux mint 20.1「Ulyssa」Xfceはcinnamonエディションより軽量というのは感覚的にわかりました。
  • Xfceはcinnamonユーザーから見るとオシャレ感が控えめで昔のLinuxのXwindow的な感じ。
  • SSD(Windows)とUSB(Linux mint)で切り替えて利用したかったが、思ったよりうまく動かなかった(この現象はLinux mintではなくWindows側の仕様らしい)

【まとめ】

MS936はメモリの増設はしたほうがコスパ良し。
他はあまり触らないでおとなしくWindowsを使っていればよいと納得しました。
富士通の仕様よりもバッテリーが結構持つのでごろ寝PCに向いてました。

最後まで見ていただいてありがとうございました!
それではまた次回!