宗教の違う外国人労働者を働かせるということ

2021年2月26日金曜日

ブログ 代表N

みなさんこんにちは。代表Nです。

先日、2020年に生まれた子どもは過去最少の872,683人であったと報道されました。
少子高齢化が進む日本では労働力不足が深刻化しており、外国人の労働力か、ロボットに頼ることになります。
しかし、過去には文化の違いでの争い事もあり、我々日本人とは文化が違う外国人に働いてもらうためには様々な問題があります。
大きな問題では、言語の違い、食事の違い、礼拝の有無、そして死後の埋葬方法です。

日本は無宗教が多く、若者は「すごいこと」を簡単に「マジ神」と発言します。
日本でも馴染みのあるOh my god!ですが、海外ではGodを濁らしgoshにしたり、発音をしないということもあります。
キリスト教徒は、GODを発音すると、神に対する冒涜になるのだとか。

食事も宗教によって食べられないものがあります。
特に肉。人口の1/3であるムスリム(イスラム教徒)は豚を食べてはいけない。
ヒンドゥー教では、牛を「聖なるもの」としているので牛肉は食べません。
しかし、日本人との食文化が違うことで、形がないものであれば、仕方なく食べてしまうこともあるそうです。

そんな彼らですが、日本人に帰化した場合、一番問題になるのが死後の埋葬方法。
日本の埋葬方法は、御存知の通り、ほとんどが火葬です。
小さな島国の日本で、棺桶を埋葬することになると…、墓地だらけとなり考えられないですね。
もし、古来からの埋葬法が土葬であったのならば、それが当たり前となるのでしょうが…。

キリスト教では遺体を火葬してしまうと、死後に神の審判を受ける時に支障が出るそうです。
そして、今回の本題となるのが、ムスリムの方たち。

現在、在日ムスリムは国内に約20万人いるそうです。
すべての方が日本に永住することはないと思いますが、日本で家庭を築き、
日本で亡くなった土葬文化のムスリムの方々をどう受け入れるべきでしょうか。

土葬の場合には衛生面などの懸念により条件を火葬より厳しくしていることから、
土葬墓地は圧倒的に少ないのが現状です。
農作物にも影響を起こすとのことで、ワサビの生産地で受け入れることはないといいます。
また土葬墓地は、高額すぎてお墓を買えないといいます。

外国人労働者の受け入れ拡大は、日本にとって必要なことですが、
ただ闇雲に入国させて稼いでいる業者はたくさんあります。

日本の労働力の救世主である彼らに対して、もっと将来のことを考えていく必要があります。

▼おすすめのムスリム歌手 Rainychさん▼
https://www.youtube.com/watch?v=EsZbWAqU8xY