Chromebook クロームブック Lenovo S330 レビュー

2020年5月2日土曜日

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こんにちはLongStoneです。

今回はChromebookの紹介です。
筆者は2016年からChromebookを使用しており、
初代はAsus Chromebook C201Pでした。(C201PAではないです)
C201PはIntel Atomとメインメモリ2GBという弱弱しいスペックですがとてもサクサク動作して気に入っていました。
ただし、C201Pは日本、海外ともにほとんど情報が無くC201PAとC201の情報ばかりで謎の多いPCでした
ただ、2020年6月にサポート期間が切れてしまうため
おなじみのCMにつられて買い替えることにしました。

C201Pはサブノートとして4年ほど活躍してくれていました。
当時からストレージにeMMCを搭載しファンやHDDなど駆動部が無く故障が少ないマシンとして気に入っていました。

最新のChromebook

本題


今回のレビュー対象はLenovo製のChromebookです。

Chromebook クロームブック Lenovo ノートパソコン 14.1型HD液晶 英語キーボード S330 ビジネスブラック グーグル Google


選んだ理由は
5万円以内、FHD、4GBメモリ、長めのサポート(本機は2025年06月まで)
妥協したPOINT
CPU:S330はSoC「MediaTek MT8173C」 本当はRyzen、せめてIntel製がよかった。
※Ryzenモデルではアメリカでは発表される噂もありましたが待ちきれず
また、ChromeOS自体が普段使用ではCPUやグラフィックパワーをあまり必要とせず(MT8173C自体が4KおよびH.265にハードウェアで対応しているため)SoCがきちんと動けば問題ないと決断したためこちらにしました。
また、MT8173無印ではなくMT8173CはChromebookを意識して調整されているとのこと。
5万円以内というのはタッチ、2in1、360度ディスプレイ展開など入れると8万近くなり「Chromebookじゃなくていいじゃん。Google Pixel Slate買えばいいじゃん!」って葛藤があったからです。

使用感

Andoroidアプリとターミナルが使えるようになった!
MicrosoftOfficeがストアからインストールできるので、Googleドキュメント以外の選択肢が増えたところがビジネス的に助かる。

良いところ

・起動が爆速。開くとログイン画面が表示されるくらいの速さ。
・シャットダウンを基本的にしない。閉じるだけでスリープ(しかもバッテリーがほとんど減らない)
・180度のディスプレイ展開(机にパタンと広げられます)
・バッテリー。10時間くらいつかえます。NetFlixなど見ていると6時間くらい。
・Androidアプリが動く① MS Officeが使えます
・1.5kgなのに重量バランスが良く軽い。
・45W急速Type-Cアダプタで充電。すごく早い。スマホも充電できる。
・HDMIが4K対応。あと端子が標準HDMI(C201pは小さいのでアダプタが必要だった)
・天板はプラスチックだがキーボード部分は金属でタッチ時にベコベコしない。
・トラックパッドがキビキビ動くのでマウスがいらない。
・USB3.0対応でしかもドライバ設定不要で色々つけられる。ただしヘッドセットなどはアプリによってはマイクが認識しないなどある。
・シンプルなデスクトップ(スマホに慣れている人なら使えるレベル)
・ChromeCastに対応しているので、ケーブルレスでTVやモニタでプレゼンできる。
・フルHD(1920*1080)液晶なので画面が広くYouTubeやNetFlixを画面の小窓に設置したままマルチタスクができる
・安いので気軽に(雑に)つかっている。(画面のフィルタなどはらない!)
・AmazonBasicの14サイズのケースにジャストフィットする

普通な点

・処理速度 不具合は今のところないがAntutuベンチで8万スコア位。(Pixel3やPixel4で25万~30万程度)重くもなく速くもない。Nexus6(2014)にやや劣るくらい
・Androidアプリが動く② ゲームや一部のアプリは動かないと思ったほうが良い。
・内部ストレージが64GB 大体これくらいあれば足りる
・Googleのクラウドデータのダウンロードがめんどくさい。外出でWiFiが使えないときにいざGoogleドライブ内のデータにアクセスできない。(「バックアップと同期」というアプリもWindowsやMacばかりでChromebook用の情報が少ない)
・ACアダプタ(Type-C)のサイズをもう少し小さくしてほしかった。
・OSのアップデートが早い。(けど手動で気づいたらやる感じ)
・ターミナルも使える。Linux(ベータ版)のコンテナがインストールできます。が実用的なコマンドのエイリアスが用意されていない。

改善してほしかった点

・画面が青白い。ドキュメントやスプレッドシート個人使用では我慢できるのですが、特に縦の視野角が狭く、180度ディスプレイ展開をした際に自分で何を映しているのか見えなくなってしまいますこれは安価なTN液晶を採用しているためIPS液晶に慣れていると「TNってこんな視野角狭いのですか!」って驚きます
ChromeOSが32bit!?なぜに。CPUは64bitに対応してるのですが、どうして妥協したんだろう。
・USキーボード。オプションで日本語も選択枠にしてほしかった。一応Ctrl+スペースで「かな」入力できます。
・Googleアシスタントが声だけで反応しない。🔍キーを押してアシスタントボタンをクリックする必要がある。
・SDカードリーダーが浅い。標準サイズのSDカードを入れるのですが半分も入らないので常時入れておくと折れます。たぶん。

余談

・SoC 「MediaTek MT8173C」の仕様でメモリの最大が4GBまで、分解して拡張しても認識しないとのこと(お店の人情報)
・Lenovoの平日夜と週末セールと通常価格は数百円くらい。配送準備に数日かかるので購入後すぐキャンセル。Amazonのほうが安かったし配送もすごく速かった
製品スペック
  • 本製品は英語キーボード/日本規格対応Aタイプ電源アダプタモデル。
  • Chromebookとは、Chrome OSを搭載した簡単で高速起動のパソコンです。
  • ウェブやメール、動画視聴からオフィスソフトが無料で利用可能。Androidをお使いの方はすでにお持ちAndroid アプリもそのまま使えます。
  • スリムでスタイリッシュなデザインに最新のセキュリティ機能とを搭載。薄さわずか約20.8mm、軽さ約1.5kgのスリムで軽量なボディー。
  • 画面サイズ:LEDバックライト付 14.0型 FHD TN液晶 (1920x1080ドット、約1,677万色) / 重量:約1.5kg / バッテリー駆動時間:約10時間
  • CPU:MediaTek MT8173C 2.10GHz / メモリ:4GB / ストレージ:eMMC 64GB
  • 接続方式:USB3.0(TypeC)×1(USB Power Delivery対応、HDMI、DisplayPort出力機能付き)、USB3.0×1、HDMI×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック×1

  • 保証期間:1年間
  • サイズ:325.7mm x 232.4mm x 20.8mm