SecureStorage開発の背景

2020年4月14日火曜日

ガジェットマニアT ブログ

無料のファイル共有サービスの情報漏洩リスクや物理メディアの輸送などによる破損など大切なデータのやり取りには気を使うものです。

私自身、過去物理サーバ時代DATLTOといったテープを2人体制でタクシーを使ってデータセンターに運んだ時代もありました。

時代は過ぎオンラインでやり取りできるようになってもL1通信やHULFTコマンドによる高価な送受信を行うようになりました。

ただしこれらは大手向けの大規模システムだからこそできる手法であり中小企業向けに高品質かつ安全なデータのやり取りをする方法は多くはなかったのです。

使いたくない、社内ルールで使ってはいけないオンラインファイル共有サービスなどコソコソ使うクライアントも多く社会の役に立つことはできないかと考えていました。

しかしながら「サーバ」がある以上、定期メンテナンスや物理故障、安全であることを保障できる設計というコストは馬鹿にならない金額がかかるものです。

「拠点(L0レイヤー)に依存せずだれもが安心して使えるサービスを作りたい。」
これがSecureStorageのコンセプトでした。

Samba NMB 通信、Active Directory、ケルベロス認証、LDAPといった専門知識がないと業務ニーズに合った設計の導入ができずとにかく費用が掛かってしまう。

インシデントの際に調査工数が非常にかかり、情報漏洩を防ぐにはLANケーブルを抜くという必殺技しかなかったのです。
また、バックアップをとっても「実際リストアできるのか」というリスクが潜んでおり、スナップショットや定期バックアップだとその時点に戻ってしまうので、戻したいファイルだけ迅速にリストアする必要がある。という目標もありました。

土台にAmazon Web Servicesを利用することで頑丈で品質の高い製品が作ることができるのではないかと、夜も寝ない日々が続きアーキテクチャの構想が固まり、いざ実装するとある程度の制限はあるものの「ハピスト」ができました。
「ハピスト」は必要最小限の機能ではあるものの製品の品質は高く、他社にはない差別化を図ることに成功したのです。

これを業務に活用できるレベルにアップさせるため「セキュアストレージ」が完成し、
さらに作業環境に影響しないアカウント単位の権限をつけたものが「セキュアストレージPro (SecureStoragePro)」です。

ストレージ屋が作ったセキュアストレージとProをぜひ導入検討ください。

ロングストーン
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